重国籍を求める気持ち

平成15年11月25日

T. K. (日本在住、配偶者:ネパール人)

 二重国籍運動について。私が子供に二重国籍をずっと持っていて欲しいと思う一番の理由は、具体的な便利さよりも、精神的なものです。外国人である夫にとって、子供に自分の国籍を伝えるということが、最後の砦、精神的支えになると思うからです。
 私たちの家族は今日本に住んで、子供は日本の学校へ行き、家も購入しました。おそらくこのまま日本に住み続け、逆にネパールの文化、生活を子供に伝えるのは非常に難しくなっています。このまま子供が成人し日本国籍だけを選択すれば、父親である夫としては自分の子であるというものを子供に残せなく、非常にむなしさを感じるでしょう。ずっと日本に住むことになっても、国籍だけは子供に残すことができたという事実が異国で生涯を終えるかもしれない人の心の支えになると思います。
 このような理由で私は二重国籍運動に参加しています。

 私は政治のこととかあまりよくわからないので、役に立つような意見はあまり言えないのですが、二重国籍を認めてほしいいと思う原点はこのような気持ちであることを、もし機会がありましたら、お伝えしてください。よろしくお願いします。

B. T. (スイス在住、配偶者:スイス人)

1.外国人として生活するのに際し、日本が重国籍を認めないため、どのくらい
  不自由で、生活に困るか。

●結婚後、滞在許可書Bを発行されるが、仕事をする場合は労働許可書をまた申請しなくてはならない。スイス国籍があれば、仕事を見つけるのも滞在許可書より簡単である。

●現在困ってはいないが、不安である点として年金である。夫がスイス人でスイスに年金を払っているが、妻が日本人でスイス国籍がない場合、夫が死亡後、日本に帰国したら、年金が受け取れないと聞きました。現状困ってはいませんが、スイス国籍がない為に、今後どうなるのかはとても不安です。

その他
 結婚5年後、スイス国籍を取得する事ができるようですが、その時は日本国籍を放棄しなくてはならないと聞きました。スイス国籍を取得する事により、仕事探しや学校に通う際に有利になるのはわかるのですが、日本国籍を放棄しなければならないとなると、将来、夫の死亡や離婚などしなくてはならなくなって、日本に帰国したくなったらどうしようか。。。といつも思います。
 重国籍容認されたらどんなに気持ち的に楽になるだろうといつも思います。今後、スイスにいる期間が日本にいた期間より長くなり、娘たちもどうなるかわかりませんが、いつまでたっても自分は日本人だと言った気持ちはどんなにこっちの生活に馴染んでいっても変わらないと思います。今後、重国籍容認させる事を心から強く願っています。

T. Y. (日本在住、日本人)

 現在年老いた両親の様子を見るため日本に一時帰国中です。日本国籍を失ったために簡単に日本に長期滞在することができず、両親にもしものことがあった時があったらと悩んでいます。ぜひ、少しでも早く二重国籍を容認していただくようお願い申し上げます。

T. S. (アメリカ在住、日本人)

 国籍に縛られないで自由に生きる権利を与えてください。
 重国籍を認めない今の日本の法律は日本特有の島国根性と単一民族主義の象徴、それと今現在の日本の政治家がどれだけ国際感覚を持っていないかをあらわすものだといっても過言ではないでしょう。
 残念ながら日本は外国人を差別なく平等に扱うことをしない国です。さらに現在の法律は日本の国民にですら自由を与えてくれません。
 日本がいくら環境分野や国際援助で貢献しているにもかかわらず、いくら経済産業技術などの点で世界的な認識を受けているにもかかわらず日本が目指している国際化社会、国際的地位の向上などを実社会で具体的に実感できずにいるのは、また国際的に名誉ある地位を占めることができないのは、さらに国際的に名誉ある国と認識してもらえないのは、こういった外国人差別や不平等さ、自由の無さ、それと島国根性と単一民族性から来る国際感覚の無さから来ているのではないでしょうか?いくら金を使って学校で英語を教えたって、どんなにビジネスや経済で外国とやり取りがあるからといったって交流する日本人と外国人に平等な権利と自由を与えなければ国際化や国際的地位向上などは始まらないのです。
 私には自由があり、それは日本の法律や憲法が与えてくれたものではなく、生まれてきたときから具わっている神様からの恩恵なのです。今現在の法律は神様が与えてくれた私の自由を束縛しています。
 変な隔たりのない自由で開いた国にしてください。日本をより良く住みよい国にしてください。日本のより良い国際化に向けて前向きな第一歩を踏み出してください。個人の自由を尊重してください。自由をください。

K. S. (カナダ在住、日本人)

 日本も他の多くの先進国並みに多重国籍を認めるべきだと思います。

M. K. (イギリス在住、配偶者:イギリス人)

 イギリス人と結婚しイギリスで生活しています。日本国が二重国籍を認めていないという事について疑問と不条理さを感じます。海外でもう一つの国籍を得るという事は、自分の移住していった国での国民として生活をするための権利を得るという事です。こういった権利を主張し得ることは今の国際社会の中では当然の権利だと私は強く信じています。
 日本を一歩出てみればたくさんの人たちが多重国籍を持ち国際社会人として生活し自分の基盤となる文化や国籍を保持し、また新たな地で国民として(永住者ではなく)受け入れられています。
 悲しい事に今の私には住民としての権利しかありません。なぜなら日本人として海外で国民として受け入れられるという事は日本人を止めるということになるという事で、結婚をしたからといって自分の国籍を捨てるなんてそんな決断が簡単に出来るでしょうか?
 それは私達のような立場の人間が海外で国民として受け入れられる権利を放棄し永住者のまま暮らして日本国籍を保持するかもしくは、他国民となることを選択し日本という国、日本人である事を捨てて出て行くか選択しろといった極端な選択を強いられているのです。
 対してイギリス側は結婚生活が平凡に送られていればある一定期間を過ぎれば国籍を申し入れる事を受け入れています。(例え他国との二重、多重国籍といった形であっても)しかし日本人として、イギリスにおいてこの権利を申し立てるという事は日本人である事を放棄しなければならないということなのです。
 私の周りにはたくさんのイギリス人と他国出身者のカップルがいますが、皆ほとんどの人が基の国籍を保持した上でイギリス国籍を修得しています。これによって夫婦共に同じ国において平等に存在し生活できる権利を得ています。逆に私のように婚姻があるのにもかかわらず別国籍でいる事のほうが珍しいのが現状です。私は政治的理由によって日本を後にしたのではありません。
 永住権を得る事と国籍をとるということには大きな苦しい違いがあります。永住権とはその国において居をかまえたり仕事をしたりできる権利であり、その国においての国民としての権利、たとえば投票権などは与えられませんし、家族で海外へ旅行をしても私だけはあくまでも永住者であるため、入国審査などはあくまでも外国人として扱われます。渡英して早13年、毎回こういった隔たりを感じ、自分の住んでいる国の行政に対する意思表示すら出来ない立場で暮らしているのです。
 私は根本的には日本人であり、日本人として国際社会の中で日本人であるが故のハンデを持たず、日本人としての自分に誇りを持ち日本人として受け入れられ、順応し生きていきたいと懇願してやみません。
 またこれから生まれてくる子供たちにも安定した環境を作ってあげたいと強く願ってやみません。子供たちが両親の双方の文化を受け継いでいく中で、国籍だけは白黒どちらかに選択しなくてはならないというのはどうでしょうか?(母親が日本人だからという理由で) 国際色豊かな家庭に育ちに多重国籍を持ち、それぞれの文化を継承し、国籍もまた同じように両親双方の国籍を得て育ち国際社会に貢献している人たちたくさん居ます。国際社会に自信をもち権利を持って羽ばたいていったものは日本がその人たちを断ち切ってしまわない限り一回りもふた回りも豊かになって日本と国際社会のより心強い掛け橋になっていくのではないでしょうか?
 日本は先進国といわれている中に属していながらこういった問題は後送りされていることは大変残念な事だと思います。
 早く日本人として国際社会人になれる日がくることを願っています。

M. K. (オーストラリア在住、日本人)

 昨年11月から永住目的でオーストラリアで暮らしています。こちらでは public service は市民権 citizenship がないと従事できませんが、私の場合専門分野の関係で private sector での職探しが難しいのが現実です。通常では来年11月に市民権取得の資格が発生しますが、今の日本の制度ではこちらの市民権取得=日本国籍放棄となり、日本のパスポートやこれまで支払ってきた国民年金の受給資格喪失など様々な不都合を強いられることになるため、実際に市民権を得る手続を取るかどうかはわかりません。
 オーストラリアでは最近重国籍を認めるように法制度が改正になりました。世界のトレンドは重国籍容認に向いています。ぜひ日本の制度も重国籍容認に改正してほしいと強く思います。

K. O. (日本在住、日本人)

 友人が暫定法により、日本国籍を得て、15年。アメリカと日本の組み合わせは、黙認されているものの、アメリカ国籍を放棄するサインを、日本側でしなければならない。
それをしても、アメリカ政府当てに、国籍放棄の、サインをしなければ、アメリカ国籍を、失わない。しかし、心の中では、釈然としないものを、感じると言う。

H. T. (ドイツ在住、配偶者:ドイツ人)

 娘は日本とドイツの2重国籍なのですが、誕生年(1983年生まれ)の関係で両方の国籍を持ち続けることができると聞いています。早く重国籍が容認されるよう祈っています。妻の方も両国の国籍が保持できればずいぶん面倒が省けるのですが、こちらの方は無理なのでしょうか?

H. O. (日本在住、日本人)

 私には日本人の父と母がいます。父の海外赴任のために誕生した土地がアメリカでした。その為、二重国籍になりました。
 両親が日本人ということと、アメリカのことが記憶に無いうちに、日本にかえって来たので、英語はあまり話せないといゆうこととで、日本国籍を選ばざるをえません。
 私は、アメリカでも暮らしたいと思っています。その時に二重国籍が許されるのであれば、とても多くの事に役にたってくれるだろと考えています。
 有効的な事なのに、それを認めないなんてもったいない!『国籍いりません』と相手国に伝えてしまったら、もう二度とくれることはないのに。
 二重国籍とは、チャンスであり、才能でもある。そして、この事によって、未来に向かう道が増えてゆくのではと思います。

J. M. (日本在住、日本人)

 在日韓国人でも韓国籍を残したまま日本籍がとれるし、外国人労働者も日本人扱いになれるのでそこら辺はいいじゃないかと思う。なぜなら労働力不足の緩和につながるから。
欧州籍を持てばサッカー選手の欧州リーグへの移籍がしやすくなるのではないかなと思う。

K. H. (日本在住、日本人)

 ドイツ系ブラジル人と結婚している日本人男性です。現在、子供はまだですが、将来、自分の子供が二重国籍になるはずですので、今のうちにできることをしておきたいと思って、署名いたしました。
 実際に市役所市民課に二重国籍のことで問い合わせをしたことがありますが、こちらは国籍法も読んで質問しているのに、こちらの質問内容に答えられないなど、話になりません。
 また、国際結婚をしていると、日常生活の中で不便なこととか、不平等だなと感じることが多々あります。
 IST請願の会の活動がそういったことに一石を投じるような形になるといいなと思います。

A. M. (ドイツ在住、配偶者:ドイツ人)

 最近転職活動をしており、第一希望の会社に国籍が理由で応募ができないという目にあいました。
 ドイツ人、EU参加国の国籍をもつ人、アメリカ、カナダ(なぜアメリカカナダがOKなのかわからない)以外の国籍では応募ができない。と言われました。
 ドイツ人の主人を持ち、EU市民ならまだしも、ドイツでの労働許可を持ちながら、まだ滞在許可も労働許可も持っていないアメリカ人やカナダ人がOKで、日本国籍の私が
だめなのか、その会社も明確な返事をくれませんでした。
 この出来事によって、いままでよりもさらに国籍と言う物を考えるようになりました。現在真剣にドイツ国籍の取得を考えていますが、やはりまだ決められません。
 重国籍が認められるといいのですが。

T. K. (日本在住、配偶者:タイ人)

 ぜひ二重国籍容認を求めます。タイ人妻のためにも、これから生れてくる子どものためにも!

T. N. (オーストラリア在住、配偶者:コロンビア人)

 現在、日本をはなれて2年あまり、私はここオーストラリアはブリスベンでコロンビアの女性と知り合い、昨年から結婚生活をしております。先日、こちらの大学の図書館でみたひらがなタイムズの記事を読み、日本の差別的な移民政策を初めてしり、驚きと深い憤りをかんじました。国際化と連呼していても、日本はまだ深いところでは、外国人を拒絶しているということがよくわかりました。『日本では、あなたがいなければ、あたしはごみあつかいなの?』といわれ、返す言葉がありませんでした。この運動をぜひもっともりあげていきましょう!

E. A. (ノルウェー在住、日本人)

 私には、現在、ノルウェー人のBOYFRIENDがおり、将来ヨーロッパに基盤を置いた生活を考えています。ヨーロッパでは、ヨーロッパ経済圏に属する国の国籍を持つ人間はヨーロッパ経済圏の中では自由に移動でき、労働できる権利が認められています。ノルウェーはEUに加盟していませんが、ヨーロッパ経済圏に属している為に,私の彼はその権利を享受できます。しかし、私はたとえ彼と結婚し、ノルウェーの永住権を得たとしても、ノルウェー国籍を得ない限り、ノルウェーでは働くことができても他国では労働ビザを申請せねばなりません。ヨーロッパ域内の活発な人的交流とは裏腹に、ヨーロッパ経済圏の国籍を持つ者以外には排他的なヨーロッパの労働環境を鑑みると、もし、私に日本とノルウェーの2重国籍が認められれば、日本国籍を捨てることなく、ヨーロッパで生活し、働くことへの障害がかなり緩和されることとなります。ヨーロッパでは多くの場合、2重国籍が認められていますが、21世紀を迎えた今でも、2重国籍を認めようとしない日本の姿勢はおかしいのではないでしょうか?

A. M. (アメリカ在住、日本人)

 永住権を持ってアメリカで暮らしています。日本にいる父母が自立して暮らせなくなった時、呼び寄せて世話をしたいとおもっています。長期に渡って親を呼び寄せるためには、私がアメリカ国籍を習得する必要が出てくると思います。その場合私が日本の国籍を離脱しなくてはならないかと思うと、親を取るか日本人であることを取るかの選択になってしまいます。両親とも七十になっているので、なるべく早く重国籍が認められるよう願っています。

E. N. (日本在住、配偶者:中国人)

 主人が中国人で娘は日本で産まれたので日本国籍しか取れませんでした。別に日本人同士の夫婦から産まれたのではなくごく自然にお父さんお母さんと同じ国籍を取らせて下さい。

N. K. (日本在住、韓国人)

 今年、日本の女性と結婚する予定の韓国人です。
 結婚するにあたって、向こうの両親と韓国人ということでいろいろともめました。結局帰化しないと結婚を認めないということです。今帰化の手続きを検討しておりますが、重国籍が認められたら、韓国国籍を捨てることがなくなるし、より安心して、生活することができると思います。
 ぜひ重国籍が認められるように応援したいし、私も協力したいと思います。

W. J. (日本在住、配偶者:インドネシア人)

 コメント読んでいろいろ考えさせられました。私の旦那はインドネシア人なので私はずつと日本国籍のままですが生まれてくる子供がやっぱり心配。。。。。日本とインドネシアどちらも自分の国だから。。。

H. U. (日本在住、配偶者:外国籍)

 日本国籍では無い(外国籍)女性と結婚しています。私の身に何か有って彼女一人になった時のことを考えます。夫婦に子供が出来て日本で生活する上で日本国籍が無いと不自由です。だからと言って日本国籍を取り、夫の私が先に死んだら彼女はどうなるのでしょうか?歳を取ってたらどうなるんだろう? 心配です。

K. H. (日本在住、配偶者:イラン人)

 私はイラン人との結婚で2重国籍になりました。私自身は不便を感じませんが、私たちの子供が将来国籍の選択を迫られた時、どのような決断をするにしろ悲しい結果になるには違いありません。
 国際結婚をする方が近年増加の中、昔からの法律で縛られ続けていいものでしょうか。私は国籍が2つになっても、自分の国「日本」を愛している事には変わりはありませんし、主人の国「イラン」の事も同じくらい愛しています。国籍を二つ持つ事に国は寛大に対応して欲しいものです。

H. M. (アメリカ在住、日本人)

 私は、両親は日本人ですが、米国で生まれたため二重国籍保持者となりました。現在はまだ19歳のため、未だに二重国籍保持者として生活していますが、そろそろ国籍を選択しなければならない年齢が近づいてきています。
 日本の法律について、可能な範囲で調べてみましたが、やはり国籍選択には納得がいきません。自分を二つに裂かれるようで嫌な気持ちです。

T. N. (アメリカ在住、日本人)

 万が一、子供の成人後に離婚や長期帰郷などに面した場合、子供と国籍が異なる為に別離になったり、国籍をアメリカにしたために、国籍上では日本人でなくても、日本人である私や、日本人の血を引く子供達が容易に帰郷できなかったり、離婚後生活基盤がアメリカでありながら、日本へ戻らなければ行けない場合に、日本へ帰っても生活の保証がないなど色々な事が巻き起こってきます。現実にそう言う場面に直面している方が沢山います。重国籍が認められれば、不幸な場面を避けられる可能性が大ですね。是非、認められれば 大変感謝と喜びを覚えます。

E. U. (スペイン在住、日本人)

 私達はスペインに20年住んでいて、子供達はこちらで教育を受けていますが、こちらの国籍を取ろうと思えば撮ることは可能ですが、再度とることのできない日本国籍はそのまま保持しています。でもこちらで就職をするとなると、日本国籍であると言うことは非常な不利になっていて、なかなか就職は見つかりません.上の子は大学を卒業してから1年ですが、まだ職はなく、アルバイトすらできません。日本とこちらの両国籍が持てたらどんなにかいいと思います。

K. S. (日本在住、日本人)

 現在は国際化が進んでおり、国際結婚も当たり前になっています。そんな中で、日本で生まれ、日本の学校を卒業し、日本の会社に就職していた人達が、配偶者の国に移り、配偶者の国籍を取得した為に、日本人でなくなってしまわなければいけないのは不自然だと思います。そういう人達には日本国籍を保つことができるようにするべきだと思います。

E. K. (アメリカ在住、日本人)

 私は米国生まれの19歳です。日本と米国の国籍ふたつもっています。私は今までの19年間、日本とアメリカをいったりきたりの状態でくらしてきました。現在はアメリカで住み、大学1年おわるところです。22歳になるまで、国籍をえらばなきゃいけないのです。今の段階では、私はアメリカで、今の大学を卒業し、特定の技術をみにつけ、趣味でやっているスポーツ競技でも、将来的に大会などで活躍したいという、将来の夢がはっきりしています。22歳になるまでに国籍をえらべというのは、自分にはかなりつらいものです。なぜかというと、私の将来の夢とか、目標とか可能性はほぼアメリカにあると思っているので、それに22歳になるときは、まだアメリカの大学にいる予定です。このまま、アメリカの大学でそして生活に不自由ないようにくらしていくためには、22歳でアメリカの国籍をうしなうことはできません。なので、やむなく22歳までに私はアメリカを選ぶ予定です。そして日本の国籍をうしなってしまうのです。私のこの決心は、あくまでも、必要上アメリカをえればなきゃいけないという事実でだけであって、日本の国籍をうしなってもきにしないわ、なんてこと決してありません。逆に、私は一生死ぬまで日本人としていたいです。アメリカ人だけになりたいと思いません。なぜかといいますと、日本には私の大切な友達や、恋人や、家族がいるからです。日本に私の将来の目標とかはなくても、日本には私の一番大切な人たちが存在しているのです。日本人というアイデンティティーは自分には不可欠なのです。日本で大切な思い出や経験をしてきました。日本が大好きなのです。もちろん、日本の悪いところ好きなところいろいろありますが。そこに私の大切な人物がいるだけで、そこは私にとっては本当に大切な、うしなうことはぜったいに私にとってつらいのです。
 でも、もし3年後の私の22歳の誕生日までに、日本で重国籍がみとめられなかったら、私はやむをえなくアメリカをえらびます。すごくこれはつらいですが、自分の将来の大きな夢もありますし。アメリカ国籍をうしなうことで、その夢がかなえられなくなったとき、きっと後悔すると思いますし。そして、22歳で日本国籍をうしなったとするとしましょう。そしたら、もう日本にかえっても、私は外国人扱いされてしまうんですね。日本人の間にうまれた、日本で14年育った、日本語が母国語の私が日本人ではなくなってしまうんですね。将来の私の仕事などは、アメリカで就職するつもりですし、アメリカでくらすつもりです。でも、もちろん、家族が日本にいるので、年に何回か暇があれば帰るようにしたいんです。恋人も日本にいますし。それで、もし、日本に長くすみたくなったとしましょう。たとえば、日本にいれる期間より長く。とか、日本で、ちょっとお金必要になって、日本でちょっと仕事したいとか。そんなとき、外国人の私はなにもできないですよね。そして、一番心配なのは、私の両親が病気になって、寝込んだというとき、日本に2,3年親の近くにいてあげたいってときになったときに、日本にそんなに長くいれるんでしょうか?そして、もし2,3年日本にいなきゃいけないってなったときに、その間、仕事なしでくらすわけにもいかないようなきがします。ちょっとのアルバイトくらいで、生活費をかせいだり、必要かもしれません。そんなときは、外国人として日本にいるのは本当につらいものだと思います。
 そして、もし、たとえば、私が22歳までにアメリカをえらんで、そのあとに日本に住む日本人の人と結婚したとします。たとえ、22歳まで日本人でいた私が日本国籍の方と結婚しても、日本に住む権利はあてられても、制限や、こまかいきまりごといっぱいあるんですよね。やはり、私は19年間、日本とアメリカをいったりきたりしてますけど、ずっと自分は日本人だっていうアイデンティティーでやってきました。それに、日本人であることに誇りをもっています。
 まだまだ書きたいこといっぱいあるんですけど、いっぱいありすぎてかけません。いちおうはこんなかんじです。
 最後にもう一度。アメリカに目標がありながら、日本には大切な家族、友達、恋人が存在します。たとえ、19年間アメリカと日本の両方でいきてきても、私はずっと日本人であること誇りもってきました。死ぬまで日本人としていたいのです。大切な人たちが存在する国に帰ることすむことに将来、制限などつけてほしくないです。日本もアメリカも私にとってはどちらも母国です。重国籍をみてもらえるよう、本当に期待しています。私には署名をすることしかできませんが。
 もし私にできることがあれば、これからも協力していきたいと思います。

E. A. (英国在住、配偶者:英国人)

 私も夫を日本に置いておくのはかわいそうだと思い、私が彼の故郷のスコットランドにやってきました。こっちでも日本人だとちょっと大変です。2重国籍 あればうれしいです。UKは認めていますけどね。日本がだめなので 私も 仕方ないとあきらめていますけど、ここを離れて2年経ったらまた始めからやり直しなので それを考えたらちょっと頭がいたいです。
 夫も 日本がだいすきなので もし日本が二重国籍を許してくれるなら 老後はよろこんで日本にいつくかも・・・?うちの旦那は エンジニアで 日本が大好きなのです。
私が こっちで苦労してると、旦那も一緒に泣いてます。にほんに帰りたいけど 彼のことを考えるとやっぱり日本の方が、外人にとって不公平感があるので、やっぱり ここは私が我慢するしかないと思って こっちで がんばっています。

K. T. (日本在住、日本人)

 重国籍者が爆発的に増加すること、その人々が快適に生活できる環境を作ることは、日本にとってもアジアにとっても世界にとってもプラスになることだと確信します。

N. M. (アメリカ在住、配偶者:アメリカ人)

 日系アメリカ人の夫と結婚し、現在NY在住です。両親があまり日本語を使う機会をもたせてくれなかったという夫の強い希望もあり、8才と4才半の息子達はアフタースクールには公文式教室に、週末は補習校へ通い日本語、日本文化を学んでいます。平日に通っている現地校ではアメリカ人の友人達に日本のことを教え、日米の掛け橋の役割をしています。この様な役割を担っている息子達が将来日本で仕事をしたりする様な時に外国人扱いをされない様に願っています。


Return